「東大寺学園」、教員の時間外労働など賃金の一部未払いか 法人と校長ら3人を書類送検 奈良労基署
奈良の有名進学校「東大寺学園」の校長らが、教員の時間外労働に対する賃金の一部を支払わなかったとして17日、書類送検されました。
書類送検されたのは、法人としての「東大寺学園」と、校長や事務局長など3人です。
奈良労働基準監督署によりますと、校長らは、中学校と高校の教員36人に対し、昨年10月分の時間外労働や休日労働に対する割り増し賃金の一部、合わせて約130万円を支払わなかった疑いが持たれています。未払いのほとんどは、部活動に伴う残業代でした。
労働基準監督署は一昨年12月、賃金の未払いがあったとして是正勧告を行いましたが、その後の調査で、勧告以降の未払いが発覚したため、書類送検に踏み切ったということです。
東大寺学園は「紙で勤務管理を行っていたことなどから、支払い処理の遅れが常態化していた」としています。
最終更新日:2025年3月17日 18:58