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「誰もいない浜辺見るのは初めて」「どれほどの意味が」海水浴場は遊泳禁止 影響の長期化懸念する声も 和歌山・白浜町

2024年8月12日 18:08
「誰もいない浜辺見るのは初めて」「どれほどの意味が」海水浴場は遊泳禁止 影響の長期化懸念する声も 和歌山・白浜町

 影響が出ている観光地から中継で伝えてもらいます。(取材報告:秋山実紀記者)

 私は今、和歌山県白浜町の白良浜海水浴場にいます。
 私の後ろに見えます海水浴場では、本来大勢の観光客で賑わっているはずなのですが、現在は遊泳禁止と書かれた看板が立てられているほか、砂浜の入り口には警備員が配置されていて砂浜に入らないよう注意を呼びかけています。

 実は先週金曜日(9日)までは砂浜までは入れたそうです。ただ、砂浜に入った人が、結局海に入ってしまうということが相次ぎ、現在はこのような厳しい状況になっています。

 また、奥に見えます黄色と青色のテントが建っている部分、海の家なんですけども、海の家も全て閉まっています。地元の方は口を揃えて、「長年住んできて、こんなに誰もいない浜辺を見るのは初めてだ」と驚いていました。

 ただ、車通りは意外と多くて、大阪や兵庫ナンバーの車が多く見られます。
 大阪から来たという観光客は「1週間だけ海を閉めるのに、どれほどの意味があるのか。海に入りたかった」と残念がっていました。

 また、飲食店の方々からも同様に「海に入るのは自己責任で良いのでは」という声が聞かれました。海が閉鎖されているにもかかわらず、お店を開けている飲食店の方々も多いのですが、ただ事情がありまして、話を聞いてみますと「お盆には食材が仕入れにくくなるので、お客さんを見込んでそれ以前にいつもより多く仕入れていたので、客足が減ってしまった今どうしたらいいのか」と悩みを抱えていました。

 また、「今後も地震への警戒が続く中、津波の心配がない場所に人が流れ、注意情報が解除された後も人が戻ってこないことが心配」と話す人もいました。

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