南紀白浜観光協会は9日、南紀白浜の海水浴場4か所を約1週間、一時閉鎖することを発表しました。8日に南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受けての臨時対応です。

　また、10日に開催予定だった「2024南紀白浜花火フェスタ」の花火も中止となりました。

　一時閉鎖される海水浴場は、白良浜海水浴場、江津良海水浴場閉鎖、臨海浦海水浴場、椿海水浴場です。白良浜海水浴場の駐車場や売店も臨時休業されます。

　また、白良浜の白浜海岸公園と、千畳敷で知られる南湯崎公園も立入禁止となります。

　お盆の観光シーズンを前に、町内のホテルでは宿泊を予定していた客などからの問い合わせが相次いでいるということです。

　また、JR西日本は、京阪神と紀伊半島をつなぐ特急「くろしお」について和歌山から白浜・新宮の間で当面、運転のとりやめを決めています。

■白浜以外も　和歌山の海水浴場で一時閉鎖相次ぐ

　新宮市も三輪崎海水浴場を約1週間、一時閉鎖すると発表しました。三輪崎海水浴場は7月30日から猛毒をもつクラゲ「カツオノエボシ」の影響で一時閉鎖していたことから、その閉鎖が解除された直後、再度の閉鎖となります。また、すさみ町も16日まで海水浴場を一時閉鎖するとしています。さらに串本町も橋杭海水浴場、田原海水浴場を「巨大地震注意」が出ている間は一時閉鎖すると発表しました。