北陸新幹線の延伸 地下水への影響や費用負担など京都府知事らが懸念 与党プロジェクトチームの会議で
北陸新幹線の新大阪までの延伸をめぐり、京都府知事らが13日、地下水への影響や費用負担への懸念を示しました。
この日、東京では与党のプロジェクトチームの会議が行われ、沿線の大阪府知事や京都府知事、それに京都市長へのヒアリングが行われました。
北陸新幹線は、福井県の小浜市から京都市内を通る「小浜・京都ルート」で新大阪駅まで延伸する計画で、来年度の着工を目指しています。ヒアリングでは京都府知事や京都市長から地下水への影響や費用負担への懸念が示されました。
京都市・松井孝治市長
「酒造りだけではなく、京料理や染色など京都の生活文化、産業文化を支えてきた水に対する懸念を申し上げました」
また、大阪府の吉村洋文知事は、当初の計画から工期が大幅に伸びているとして、詳細な説明や1日も早い全線開業を求めました。