違法な“盛り土” 再三の撤去命令に従わず…男を逮捕 台風で流される恐れ、住民に避難指示も 神戸市
違法な盛り土をやめるように市に命じられたにも関わらず、従わなかったとして、神戸市の業者の男が逮捕されました。
神戸市の土砂条例違反の疑いで逮捕されたのは、「北神砕石」の代表取締役、金子理彦容疑者(65)で、2023年、神戸市北区にある採石場で、許可されていない場所にも関わらず、盛り土を行った疑いがもたれています。23年8月、台風7号が近畿地方を縦断した際、盛り土が流される恐れがあるとして、68世帯109人に避難指示が出されました。
神戸市は、再三にわたって盛り土の撤去などを求めていましたが命令に従わず、23年10月には、土砂を撤去する行政代執行が行われていました。調べに対し、金子容疑者は、「命令書に書いてある内容に従わず、土砂を受け入れました」と容疑を認めていて、警察が詳しい経緯を調べています。