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「多重リース」詐欺 約1億2400万円だまし取った疑い 飲食店運営会社役員の男ら再逮捕

2024年7月30日 17:47
「多重リース」詐欺 約1億2400万円だまし取った疑い 飲食店運営会社役員の男ら再逮捕
石原義明容疑者(提供:フードリンクニュース)

 大阪を中心に全国展開していた飲食店「レモホル酒場」の運営会社の役員の男らが、『多重リース』と呼ばれる手口でリース会社から金をだまし取ったとして逮捕された事件で、運営していた別の飲食店でも多重リースをして、約1憶2400万円をだまし取った疑いで、30日、再逮捕されました。

 詐欺の疑いで再逮捕されたのは飲食店運営会社の役員・石原義明容疑者(41)と、厨房機器の販売会社の社長・藤本英明容疑者(60)です。

 石原容疑者らは2年前、大阪市北区の飲食店「鮪酒場まぐろじん天満店」(すでに閉店)の厨房機器などをめぐり、本来1社だけと結ぶべきリース契約を4社と重複して契約する「多重リース」の手口で、機器の販売代金約1億2400万円をだまし取った疑いがもたれています。

 藤本容疑者の会社がリース会社に対して、厨房機器などの販売を行っていましたが、リース会社から振り込まれた代金の7割以上が石原容疑者に流れていたということです。

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

 2人は、大阪市北区の飲食店「レモホル酒場天四店」(すでに閉店)の厨房機器をめぐっても、多重リースの手口で、リース会社3社から約8700万円をだまし取った疑いで逮捕されていて、警察は2人が多重リースを繰り返して金をだまし取っていたとみて、全容解明を進めています。

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