今年4月、大阪府四條畷市の建設中の集合住宅から火が出て、周辺の住宅6軒も焼けた火事で、23歳の男が放火などの疑いで逮捕されました。男は当時建設作業員で、この住宅に出入りしていたということです。

　逮捕されたのは、奈良県橿原市に住む無職の吉村厚輝容疑者（23）です。

　警察の調べによりますと、吉村容疑者は、今年4月25日、四条畷市に建設中の3階建ての集合住宅に侵入して火をつけて、この住宅と周辺の住宅の計7軒を全焼させた疑いがもたれています。吉村容疑者は、当時建設作業員で、下請け会社の従業員として、この住宅の建設にあたっていたということで、7月中旬に勤務先を退職していました。

　この住宅は、事件当時3階まで完成していて、屋根や柱もあり、防犯カメラの捜査や関係者の聴取から、吉村容疑者が浮上したということです。

　調べに対し、吉村容疑者は「身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。