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【速報】小林製薬・山根社長が会見で謝罪「被害報告の確認に至らぬところがあった、誠に申し訳ない」 新たに11件『報告漏れ 』発表

2024年8月13日 17:37
【速報】小林製薬・山根社長が会見で謝罪「被害報告の確認に至らぬところがあった、誠に申し訳ない」 新たに11件『報告漏れ 』発表
小林製薬の山根聡社長(13日)

 小林製薬は13日、紅麹成分を含むサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省に報告が必要な死亡事例について、報告していなかった事例が新たに11件判明したと発表しました。小林製薬の山根聡社長は、午後5時半からオンラインの記者会見を開き、「被害報告の確認に至らぬところがあった。誠に申し訳ございません」と謝罪しました。

 この問題では、厚労省が6月28日、これまで把握していた5人以外に、死亡に関する相談が170件あったと発表。武見厚労相は、死亡事例を2か月以上報告していなかったことについて「小林製薬の判断により、死亡者数の報告をしなかったことは極めて遺憾である」と批判。小林製薬に対し、医療機関からの情報収集などの調査の進め方について早急に計画を作成するよう要請するなどしていました。

 厚生労働省によりますと、8月8日時点で、これまでに把握していた5人以外で、死亡の申し出が340件あり、サプリメントを摂取してなかったことが確認された234件と調査を終了した19件を除く87件について、死亡との因果関係を調査していました。

 小林製薬によりますと、8月8日になって、これまでの利用者からの申し出を再検証したところ、さらに追加で11件の死亡事例があったことを明らかにしました。このうち5件は小林製薬の関連製品を摂取していなかったことが確認され、残る6件については、引き続き調査を行うとしています。

 報告漏れの原因について、利用者からのコールセンターへの問い合わせで、「定期購入の解約」「通院」などの申し出に分類されている中に、利用者が死亡している事例が含まれる事例があったということです。

 小林製薬の山根聡社長は会見で、「正確かつ迅速な情報提供が重要。今後の再発防止策として、システムやルールを見直し・整理して人員を配置していく」と語りました。

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