滋賀県警によりますと、10日午後1時40分ごろ、滋賀県大津市の琵琶湖上で、「サップ」の利用者3人から救助を求める通報がありました。

　流されたのは、大学生で「サップ」のインストラクターのアルバイトをしていた男性（20）と、利用客の男性（31）と女性（29）です。サップは「スタンドアップ パドルボード」の略で、水面に浮かぶボードの上に立ち、パドルで漕ぎ進むウォータースポーツです。

　警察によりますと、本人らから携帯で「風でサップが流されている」と救助を求める通報があったということです。3人は陸から約400mの地点で航行中に陸に戻れなくなり漂流したとみられ、通報から約10分後、水上警察隊に救助されました。3人ともけがはありませんでした。

　当時、周辺の大津市南小松では、最大瞬間風速12.4mを記録するなど、傘が開けられなくなるほどの強い風が吹いていて、湖上はさらに強風が吹いていたとみられます。