大阪税関は19日、2024年の管内の空港や港での違法薬物の摘発件数が194件と、前年に比べて約2倍となり、直近5年間で最も多かったと発表しました。

　大阪税関によりますと、特に増えたのは大麻で、摘発件数は前年比で約4倍の90件、押収量は同3倍の約86キロだったということです。

　大麻は、アメリカやタイ、ベトナムを中心に9つの国・地域から密輸されていて、特にEМS（国際スピード郵便）で送られてくるケースが目立り、中には即席麺の箱などに隠されたものもあったということです。

　大阪税関は「極めて深刻な状況で、取り締まりを強化していく」としています。