世界遺産を火から守れ 法隆寺で防火訓練 文化財防火デーにあわせ一斉放水 奈良・斑鳩町
奈良県斑鳩町にある世界遺産・法隆寺で26日、文化財防火デーにあわせた訓練が行われました。
76年前のきょう、修復作業中だった法隆寺金堂の国宝壁画が、失火によって損傷を受けたことに基づき、1月26日は文化財防火デーと定められました。
午前10時半、火災で損傷を受けた壁画や柱が眠る収蔵庫で法要が営まれ、あわせて、屋根に取り付けられた自動放水装置の点検も行われました。
続いて、地元の消防団員らが、境内の池に向かって一斉放水を行い、火事が起きた際の対応を確認しました。
参加者らは、貴重な文化財を守る誓いを胸に、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
最終更新日:2025年1月27日 13:24