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カラスの鳴き声をまねる「烏相撲」で無病息災を願う 平安時代から続く神事 京都・上賀茂神社

2024年9月9日 18:07
カラスの鳴き声をまねる「烏相撲」で無病息災を願う 平安時代から続く神事 京都・上賀茂神社

 京都市北区にある上賀茂神社で9日、カラスの鳴き声をまねて無病息災を願う神事「烏相撲」が行われました。

 この神事は重陽の節句にあたるこの日、無病息災を願って行われるもので、平安時代から続いています。神社に仕える刀祢(とね)が弓矢や太刀を持って、カラスの横飛びのまねをしたり、鳴きまねをします。

 神武天皇の道案内をして功績を立てた八咫烏(やたがらす)の伝説と、稲に不作をもたらす悪霊を退治する行事だった相撲が結びつき、行われてきました。
 境内の土俵では子どもたちの相撲も奉納され、今年の葵祭の斎王代・松浦璋子(あきこ)さんも観戦し、多くの観客が声援を送っていました。

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