40代きょうだい3人が合計約3270万円の“還付金詐欺”被害 他界した父親の「医療費控除」名目…大阪府下で過去最大の被害額
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大阪府警は10日、大阪府内に住む40代のきょうだいが今年1月、約3270万円の還付金詐欺の被害にあったと発表しました。大阪府下の還付金詐欺の被害額としては過去最大だということです。
警察によりますと、被害にあったのは大阪府に住む40代の長男、長女、二女のきょうだい3人で、今年1月、長女のもとに固定電話で区役所職員をかたる男から電話があり、去年亡くなった父親について、「医療費控除があります。役所で手続きできないので銀行で手続きします」などと連絡がありました。
医療費の還付があると信じた長女にはその後、銀行員と名乗る男などから連絡があり、長女はコンビニエンスストアのATMなどで指示された金額を振り込んだということです。
長女や他のきょうだいはその後も、「サイバーテロで不都合が発生している。一旦金を振り込んでもらわないと手続きができない」などとだまされて、1月6日から17日の間に、32回にわたり、計約3270万円を振り込みました。
振り込み金額は一度に40万円台から140万円台と幅がありましたが、その多くの金額の下3ケタが「312円」となっていました。
被害額は、大阪府下の還付金詐欺としては、2011年の統計開始以降、過去最大だということで、警察は電子計算機使用詐欺事件として捜査しています。