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万博で「子ども列車」特別運行 大阪府内の小中高生対象、万博への校外学習で活用 大阪メトロ

2024年9月10日 19:24
万博で「子ども列車」特別運行 大阪府内の小中高生対象、万博への校外学習で活用 大阪メトロ

 大阪メトロは、大阪・関西万博の期間中、大阪府が無料招待する府内の小中高生の会場までの安全な移動を確保するため、「子ども専用列車」と「優先列車」の2種類を特別運行すると発表しました。

 大阪・関西万博をめぐっては、大阪府が小・中学生や高校生らを無料で招待することにしていますが、教職員などから「団体バスが確保できるのか」「混雑する地下鉄で子どもたちを安全に移動させられるのか」などといった移動手段を不安視する声があがっていて、大阪府と大阪メトロは、期間中の“子ども専用列車”の検討を進めていました。

 こうした状況を受け、大阪メトロは10日、会場の最寄り駅である「夢洲駅」を結ぶ中央線で、来年4月の開幕から夏休みに入る7月下旬ごろまでの間、平日限定で、招待する府内の小中高生を対象にした「子ども専用列車」と「こども優先列車」の2種類の特別列車を運行することを明らかにしました。

 「専用列車」は6両編成のうち、前方寄りの最大4両に子供のみが乗車でき、事前に大阪府の教育庁を通じて利用を希望した小中学校の子どもたちを対象に、始発駅となる森ノ宮駅を出発後、終着駅の夢洲駅(来年1月19日開業予定)までは弁天町駅でのみ停車します。収容人数はおよそ500人で、所要時間は25分ほど。後方の2車両には一般の人も乗ることができます。

 一方、「優先列車」は東大阪市の「長田駅」を出発後、各駅停車で「夢洲駅」まで向かいます。専用車両はありませんが、利用を希望する小中学生を優先的に乗車させ、混雑する場合は、一般の人には乗車を控えるよう呼びかけていくということです。

 運行時間は、午前9時半ごろから、午前中(夢洲駅到着が11時半ごろまで)を想定していて、料金は、通常の団体利用料金と同額を想定していて、各小中学校から、森ノ宮駅までの貸し切りバスの運行などについても検討しているということです。大阪メトロは今後、特別列車についての具体的な運行ダイヤなどについても決定する方針です。

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