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【速報】斎藤氏失職に伴う兵庫県知事選に元官僚の中村稔氏が出馬の意向を表明「強い決意で臨みたい」 自民の候補者検討会議に出席 灘中灘高出身、兵庫県に出向し産業労働部長など歴任

2024年10月1日 16:17
【速報】斎藤氏失職に伴う兵庫県知事選に元官僚の中村稔氏が出馬の意向を表明「強い決意で臨みたい」 自民の候補者検討会議に出席 灘中灘高出身、兵庫県に出向し産業労働部長など歴任
中村稔氏

 兵庫県の斎藤元彦知事が“パワハラ”などの疑惑をめぐり県議会の不信任決議を受けて失職したことを受けて、経済産業省の元官僚で、兵庫県に出向時には産業労働部長などを務めた中村稔氏(62)が「兵庫県知事選に強い決意で臨みたい」と語り、11月17日に投開票が行われる県知事選に出馬する意向を表明しました。

 中村稔氏は1962年広島県生まれ。灘中、灘高、東京大学法学部を卒業後、1986年に通商産業省(現在の経済産業省)に入省。2006年から3年間、兵庫県に出向し、産業振興局長や産業労働部長を歴任しました。現在、NPО法人「新共創産業技術支援機構」の理事長や兵庫県立大学政策科学研究所の客員教授などを務めています。

 斎藤前知事の失職を受けて、県議会最大会派の「自民」は独自候補の擁立を模索し、候補者の1人として中村氏の名前があがっていて、午後2時すぎから自民県議団が開いた候補者を検討する会議に中村氏が姿を見せました。

 中村氏は会議後、記者団に対し、「出身は広島だが、12歳のときに神戸に一人できて、中学・高校時代を過ごした。兵庫県への出向時代は、本当にたくさんの方にお世話になった。私は生みの親は広島だが、育ての親は兵庫で、なんとしても恩返しをしたい。兵庫県は『宝の山』で、分厚い産業構造。自然、歴史、文化など地域資源がものすごくあり、これを生かさない手はない。兵庫県が日本を救う」と力強く語りました。

 斎藤前知事の“パワハラ疑惑”をめぐる問題については、「混乱のニュースが全国区で流れるのは非常に残念。混乱を収束して、一体となって前に進むことに全力を傾けたい」と語り、自民党が推薦や支援を検討していることについて、「政党からの支援が受けられるのは心強いが、結論は分からない。支援がないからやらないということではない」と語りました。

 兵庫県知事選には斎藤前知事に加え、医師で無所属の大沢芳清氏が「共産」の推薦をうけ出馬を表明しているほか、前尼崎市長の稲村和美氏が出馬する意向を示しています。また、第二会派の「維新」も独自候補の擁立を検討しています。

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