×

便宜の見返りに現金10万円受け取ったか 京都市上下水道局職員を送検 20年にわたり水道施設を管理

2024年7月5日 18:35
便宜の見返りに現金10万円受け取ったか 京都市上下水道局職員を送検 20年にわたり水道施設を管理

 京都市が発注した下水道工事を、特定の業者に受注させる見返りに現金を受け取ったとして市の職員が逮捕・送検されました。

 収賄の疑いで5日送検された上下水道局・主事の柳生精治容疑者(64)は3年前、下水道の緊急工事の際、京都市の土木会社「村田建設」が工事を受注できるよう便宜を図った見返りとして、現金10万円を受け取った疑いがもたれています。

 柳生容疑者は約20年にわたって水道施設の維持管理を担当し、緊急工事の際は登録された業者に工事を発注。村田建設は下請けとして工事を請け負っていたということです。

 警察は柳生容疑者の認否を明らかにしていませんが、柳生容疑者の勤務先を家宅捜索し、他にも金品の受け取りがなかったか、調べを進める方針です。

 上下水道局は「早急に事実を確認したうえで、厳正に対処してまいりたい」とコメントしています。

読売テレビのニュース