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【速報】心斎橋の貴金属店強盗 被害者の腹部の傷は深さ12センチ以上 男が乗った特急車内にも血痕

2024年8月9日 15:14
【速報】心斎橋の貴金属店強盗 被害者の腹部の傷は深さ12センチ以上 男が乗った特急車内にも血痕
送検される后馭波 容疑者(9日)

 大阪市中央区心斎橋の貴金属販売店で起きた強盗殺人事件で、死亡した男性店員は、腹を刺されていて、脊椎の手前まで到達する12センチ以上の深い傷だったことが分かりました。

 この事件では、7日午後1時半すぎ、中国籍の后馭波(コウ・ギョハ)容疑者(27)が大阪市中央区の貴金属店「トキオカ」に客を装って訪れ、刃物を出してパテックフィリップ製の腕時計(6280万円相当)を強取しようとしたところ、立ちふさがった店員の弘中辰弥さん(30)の腹を刃物で刺して逃走した疑いがもたれています。弘中さんは意識不明の重体で病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。死因は出血性ショックでした。

 9日、大阪府警は亡くなった弘中さんの遺体の解剖結果を発表し、腹部を刺されたうえ、傷は脊椎の手前まで到達するほど深い傷だったことを明らかにしました。傷の深さは12センチ以上だったということです。凶器とみられる包丁は、全長33.5センチ、刃渡り約21センチで、犯行時に使用したとみられるラバーマスクなどと同じ現場付近から見つかっています。
 

 また、警察が后容疑者の逃走経路を調べたところ、南海なんば駅から特急ラピートに乗って関西空港へ向かっており、ラピート車内のトイレでも血痕が発見されたということです。

 后容疑者は、今月4日に中国から関西空港に到着し、事件当日である7日の中国行きの航空券を所持していたということです。

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