京都市が宿泊税の上限を1泊1万円に引き上げ検討 現在は200~1000円 来年3月から適用目指す
京都市が徴収しているホテルや旅館などの宿泊税について、上限額を1泊あたり1万円に引き上げる方向で検討していることがわかりました。
京都市では現在、宿泊金額に応じて1人1泊あたり2万円未満の場合は200円、2万円以上5万円未満では500円、5万円以上では1000円の宿泊税を徴収しています。
関係者によりますと、これまでの税額の区分を現在の3つから5つに細分化したうえで、宿泊料金が6000円未満の場合は200円に据え置く一方、6000円以上2万円未満では400円、2万円以上5万円未満は1000円、5万円以上10万円未満では4000円、10万円以上では1万円に引き上げる方向で検討していることが分かりました。
実現すれば現在の2倍以上にあたる約130億円の税収が見込まれ、2026年3月からの適用を目指しているということです。
京都市の松井市長は24年12月、「市民が観光による豊かさを実感できるよう新たに数十億円の財源が必要」と語っていて、来週の記者会見で明らかにする方針です。