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腕を大きく振り激走・泥だらけのユニフォーム…西武・岡田雅利が引退試合で躍動見せる プロ初の「2番」で出場

2024年9月14日 18:34
腕を大きく振り激走・泥だらけのユニフォーム…西武・岡田雅利が引退試合で躍動見せる プロ初の「2番」で出場
西武・岡田雅利選手
プロ野球パ・リーグ 西武-ロッテ(14日、ベルーナドーム)

西武の岡田雅利選手がこの日、引退試合を迎えました。

プロ初となる「2番・キャッチャー」でスタメン出場となった岡田選手。初回に迎えた第1打席で名前がコールされると、観客からは大歓声があがります。岡田選手は笑顔を浮かべつつも涙をこらえるような表情で打席に向かうと、球場中からは大きな「岡田コール」が。岡田選手はこの声をかみしめ、1礼して打席に立ちます。

対するロッテの先発・小島和哉投手の4球目のストレートをとらえた岡田選手。打球は3塁線方向に飛び、3塁手のグラブの先を抜けレフトへの2塁打となります。

2塁に向けて大きく腕を振りながら激走を見せた岡田選手。この1打に球場中から大きな歓声が上がりました。

さらに続く野村大樹選手のライトフライの間に3塁に向けて激走。ヘッドスライディングで3塁ベースに触れ、ユニフォームは泥だらけになります。この気迫あふれるプレーにファンからは大歓声。ベンチには涙する選手の姿も見られます。

しかし後続は三振に倒れ、岡田選手は残塁。この後、2回表の投球練習に入った岡田選手でしたが、ここで交代がコールされます。岡田選手はマスクとヘルメットを取ると、球場中の全方向に頭を下げ、ベンチに引きあげました。ベンチの前には選手が並び、1人ひとりと握手。球場中からは、再びファンからの大きな声援と拍手が起こりました。