銅メダル 堀島行真「インタビューを受けて実感が湧いてきた」フリースタイルスキー男子モーグル
北京五輪会場内にある日本テレビ特設スタジオでインタビューに応じた堀島行真選手
北京オリンピックのフリースタイルスキー、男子モーグルに出場し、銅メダルを獲得した堀島行真選手(24)が一夜明け、日本テレビの番組に出演しました。
堀島選手は決勝3回目に81.48点を出し、3位となりました。1位はウォルター・ウォールバーグ選手(21・スウェーデン)で83.23点、2位はミカエル・キングズベリー選手(29・カナダ)で82.18点でした。
◇以下、堀島選手のインタビュー
――改めて、オリンピックの銅メダル、いかがですか?
「昨日銅メダルという形で成績を残すことができて今日、こうしたインタビューをいっぱい受けてるんですけど、すごく実感が湧いてきてうれしいなと思います」
――けさはどんな感じでした?
「今日は5時くらいに起きなきゃいけなくて1時間くらいしか寝ることができなかったけど、よく寝れました」
フリースタイルスキーでは地形などを利用してジャンプしながらスキーをつかんだり動かしたりする技を行うことをエアといいます。これもスコアに反映されます。
――予選からどのような気持ちで立て直しましたか?
「1本目で予選通過したかったんですけどできずに、予選2回目にいってその1本目もあんまりいい点数じゃなかったので。ちゃんと点数を伸ばさないと予選すら通過できないって、決勝にすらいけないっていう状況だったので、その1本スタートをスロープに落ちるときが本当に不安でしょうがなかったんですけど。2回目もエア、風にあおられて、あんまりいい滑りができなくて。
そういうのも含めて、2点上げることができたので、決勝は進出できたんですけど、そういったところからあんまりオリンピックの1本1本はいい調子がなかったなっていうふうには感じてます」
――ご自身でも最初にジャンプが高すぎたんだとおっしゃいました。次の時は、今度は風が来たので、不安というのは募るわけですか?
「そうですね。風運というか。風もそのスタートの時点で吹いていなかったのがその自分で飛ぶ瞬間に強風になるとかそういう感じだったので。ランニング見たときにランニングの場所が全然違くて。それでもなんとか諦めず下まで降りていったら予選の1本目の点数よりも良くなったので、なんとかいけるなっていうところで。16位通過で決勝は行けて。それはすごく良かったなと思います」
――スタートした後、最初のエアまで少しバランスを崩したのかなと思ったのですが、この後はどうでしょう、ご自身としては?
「1エアの手前のミスはよくあることなのでそんなに焦りはしなかったんですけど。1エアのランニングをした後にもう1回足を開いてしまって。そこはかなりの大きなミスにも見えるところでもありますし、それはすごい、その後も攻めるしかないなっていう気持ちでゴールラインまで滑りきりました」
堀島選手は平昌オリンピックでは11位と、決勝3回目に臨むことはできませんでした。
――決勝の最後のスタート、最初の滑りでいい表情を見せたように思いました。そのスタートにたったとき、どんな思いを持ったか教えてください。
「平昌の時はこのスタートに、最後のランの6人に選ばれることができなくて、そのスタートができなかったので。まずそこまでたどり着けた、前回よりは上に進めた、っていうところが、やっぱり自分の成長を感じたし、でもあと1本、ここでメダルかっていうところで滑らなきゃいけないんですけど。そこまではいかなきゃっていうのは、その日の中で絶対の目標として思っていたので、あとは自分の滑れる限界で滑るっていうところを、本当に心がけてというか、それをぶつけて滑るだけだったので、すごいいい表情になったのかなというふうに思いますね」
――決勝3回目で何か意識して滑ったことはありますか?
「得点の配分も、エア点とスピード点が20%ずつで、ターン点が60%なので基本的には僕は60%ターンをとれるように意識するんですけど、こういう最後の滑りってなったときにメダルを争うというところは気迫とか迫力とかっていうところは一緒だし。現地にいる人たち、ジャッジを含めて伝わるところはあると思うので、信じて得点のところだけじゃなくてスピードのところも出して。エアの高さもあれば迫力もあるので、そういうところの目に見えない、得点じゃない、エクストラなポイントを僕はけっこう取ることができる選手だと思っているので。それが最後オリンピックの舞台で、ミスはありましたけどできてよかったなって思います」
――滑っている感覚としては短いですか、長いですか?
「本当、滑っているのは20数秒、23秒くらいなので短い感じなんですけど。20数秒の中で、こぶって“60こぶ”以上あるので、60回くらい膝を上下に動かしたりとか、その間に2回ジャンプしたりとかしているので。衝撃とかに耐えなきゃいけないので、20数秒に凝縮された競技かなって思いますね」
堀島選手は決勝3回目に81.48点を出し、3位となりました。1位はウォルター・ウォールバーグ選手(21・スウェーデン)で83.23点、2位はミカエル・キングズベリー選手(29・カナダ)で82.18点でした。
◇以下、堀島選手のインタビュー
――改めて、オリンピックの銅メダル、いかがですか?
「昨日銅メダルという形で成績を残すことができて今日、こうしたインタビューをいっぱい受けてるんですけど、すごく実感が湧いてきてうれしいなと思います」
――けさはどんな感じでした?
「今日は5時くらいに起きなきゃいけなくて1時間くらいしか寝ることができなかったけど、よく寝れました」
フリースタイルスキーでは地形などを利用してジャンプしながらスキーをつかんだり動かしたりする技を行うことをエアといいます。これもスコアに反映されます。
――予選からどのような気持ちで立て直しましたか?
「1本目で予選通過したかったんですけどできずに、予選2回目にいってその1本目もあんまりいい点数じゃなかったので。ちゃんと点数を伸ばさないと予選すら通過できないって、決勝にすらいけないっていう状況だったので、その1本スタートをスロープに落ちるときが本当に不安でしょうがなかったんですけど。2回目もエア、風にあおられて、あんまりいい滑りができなくて。
そういうのも含めて、2点上げることができたので、決勝は進出できたんですけど、そういったところからあんまりオリンピックの1本1本はいい調子がなかったなっていうふうには感じてます」
――ご自身でも最初にジャンプが高すぎたんだとおっしゃいました。次の時は、今度は風が来たので、不安というのは募るわけですか?
「そうですね。風運というか。風もそのスタートの時点で吹いていなかったのがその自分で飛ぶ瞬間に強風になるとかそういう感じだったので。ランニング見たときにランニングの場所が全然違くて。それでもなんとか諦めず下まで降りていったら予選の1本目の点数よりも良くなったので、なんとかいけるなっていうところで。16位通過で決勝は行けて。それはすごく良かったなと思います」
――スタートした後、最初のエアまで少しバランスを崩したのかなと思ったのですが、この後はどうでしょう、ご自身としては?
「1エアの手前のミスはよくあることなのでそんなに焦りはしなかったんですけど。1エアのランニングをした後にもう1回足を開いてしまって。そこはかなりの大きなミスにも見えるところでもありますし、それはすごい、その後も攻めるしかないなっていう気持ちでゴールラインまで滑りきりました」
堀島選手は平昌オリンピックでは11位と、決勝3回目に臨むことはできませんでした。
――決勝の最後のスタート、最初の滑りでいい表情を見せたように思いました。そのスタートにたったとき、どんな思いを持ったか教えてください。
「平昌の時はこのスタートに、最後のランの6人に選ばれることができなくて、そのスタートができなかったので。まずそこまでたどり着けた、前回よりは上に進めた、っていうところが、やっぱり自分の成長を感じたし、でもあと1本、ここでメダルかっていうところで滑らなきゃいけないんですけど。そこまではいかなきゃっていうのは、その日の中で絶対の目標として思っていたので、あとは自分の滑れる限界で滑るっていうところを、本当に心がけてというか、それをぶつけて滑るだけだったので、すごいいい表情になったのかなというふうに思いますね」
――決勝3回目で何か意識して滑ったことはありますか?
「得点の配分も、エア点とスピード点が20%ずつで、ターン点が60%なので基本的には僕は60%ターンをとれるように意識するんですけど、こういう最後の滑りってなったときにメダルを争うというところは気迫とか迫力とかっていうところは一緒だし。現地にいる人たち、ジャッジを含めて伝わるところはあると思うので、信じて得点のところだけじゃなくてスピードのところも出して。エアの高さもあれば迫力もあるので、そういうところの目に見えない、得点じゃない、エクストラなポイントを僕はけっこう取ることができる選手だと思っているので。それが最後オリンピックの舞台で、ミスはありましたけどできてよかったなって思います」
――滑っている感覚としては短いですか、長いですか?
「本当、滑っているのは20数秒、23秒くらいなので短い感じなんですけど。20数秒の中で、こぶって“60こぶ”以上あるので、60回くらい膝を上下に動かしたりとか、その間に2回ジャンプしたりとかしているので。衝撃とかに耐えなきゃいけないので、20数秒に凝縮された競技かなって思いますね」