◇プロ野球セ・リーグ 阪神3-0巨人(1日、東京ドーム)

阪神は投手陣が抜群の安定感。先発の伊藤将司投手が7回無失点の好投を見せれば、8回からは岩貞祐太投手、9回は岩崎優投手と巨人を完封リレーで下しました。試合後、岡田彰布監督は投手陣の3人を称賛するコメントを残しました。

伊藤投手は、ここ5試合好投するも白星はなし。この日も3回以降は毎回ランナーを背負いながらと苦しい場面を迎えるも、7回無失点の力投で5月18日以来となる3勝目を挙げました。岡田監督は「今日はなんとか伊藤を勝たせてやろうと、野手のミーティング時にも『今日は点を取ってやろう』と言っていた。なかなか点を取れなかったけれど、伊藤も粘り強く投げてくれた」と援護が少ない中も好投する姿に感謝。

そしてリードして迎えた8回は岩貞投手、9回は岩崎投手の両左腕が死守。2人で打者6人を完璧に抑え、巨人に反撃の糸口さえ与えませんでした。14ホールド目を記録した岩貞投手は今季26試合に登板し防御率1.54。岩崎投手は防御率1.38で11セーブ目と、阪神リリーフ陣の柱となっています。

岡田監督は「今は岩貞と岩崎の2人。確定しているのはこの2イニングだけど、7回までリードしていれば、なんとかうまく逃げ切れる形はあるから」と勝利の方程式に絶対の自信を持っていることを口にしました。