２９日（日本時間３０日）に行われた「２０１４　ＦＩＦＡ　ワールドカップ」決勝トーナメント１回戦で、過去準優勝３回の強豪・オランダが劇的勝利でベスト８入りを決めた。

　悲願の初優勝を目指すオランダ対メキシコの一戦。日差しが強い中、前半３０分過ぎ、今大会初めて約３分間の給水タイムが導入された。これはＦＩＦＡが定めたもので、気温３２℃を超えた場合に設けられる。

　そんな中、試合はエンドが変わった後半に動く。鮮やかなミドルシュートが決まり、メキシコが先制点を奪う。しかし、オランダも後半４３分、コーナーキックのチャンス。スナイデル選手が豪快にたたき込み、１対１。同点に追いつく。さらに後半アディショナルタイム、ドリブルで切れ込んだロッベン選手がペナルティーエリア内で倒され、ＰＫを獲得する。これをフンテラール選手が決めて、オランダが２対１で劇的な逆転勝利。

　オランダは２大会連続の準々決勝進出を決めた。