スイス当局、FIFA会長からも聴取へ
FIFA(=国際サッカー連盟)が、ワールドカップの開催地決定をめぐって不正のあった疑いがもたれている問題で、スイスの司法当局は17日、今後、ブラッター会長からも事情を聞く方針を明らかにした。
サッカーワールドカップの開催地をめぐっては、2018年大会のロシア、2022年大会のカタールが選出された際に不正が行われた疑いがあるとしてスイス司法当局が捜査している。
司法当局は17日に会見を行い、これまでに複数の口座が関与する104件の銀行取引について資料を入手したことを明らかにした。また、今後はすべての関係者の事情聴取を行う方針で、その中にはFIFAのブラッター会長やバルク事務局長も含まれるという。
当局は「捜査は極めて複雑で時間がかかる」との見通しを強調している。