サッカーJ1湘南ベルマーレは22日、U-21日本代表MF田中聡選手のベルギーリーグ1部・KVコルトレイクへの1年間の期限付き移籍について、クラブ間の基本合意に達したことを発表しました。田中選手は22日に離日し、メディカルチェックなどを経て正式契約を結ぶ予定です。

2002年生まれの“パリ五輪世代”として注目されている20歳の田中選手は2018年に湘南のU-18チームへ加入。翌年から2年間は二種登録選手としてプレーし、2021年シーズンにトップチーム昇格。リーグ戦36試合に出場し2得点とチームの主力選手として活躍しました。今シーズンはリーグ戦に17試合、カップ戦に6試合、天皇杯に1試合出場しています。

今回の期限付き移籍にファンからは「海外に行くべき選手だし、絶対に海外でもやれる選手」「俺たちの田中聡、世界でも頑張れよ」「行くからには絶対成功して、日本を背負って立つボランチになってくれ」などと活躍を応援する声が多く寄せられています。

田中選手はクラブを通じてコメントを発表。

「シーズン途中の移籍はチームに迷惑をかけてしまうことであり、自分勝手なことだと思います。ですが、昔からの夢であった海外でプレーするという夢が目の前にある状況の中で考え、悩みました。ただ、気持ちの整理がついた今では早くベルギーでプレーしたいという気持ちでいっぱいで、これからの挑戦が楽しみで仕方ないです。高校生からベルマーレに入り、4年半本当にお世話になりました。自分の今のプレースタイルを築いてくれたのは間違いなくベルマーレでの日々があったからです。ベルギーから日本にいい報告を届けられるように自分らしく頑張ってきます」