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巨人守護神・大勢 新人史上初の開幕から2戦連続セーブ プロ2試合目にして「心の余裕」も

2022年3月26日 20:15
巨人守護神・大勢 新人史上初の開幕から2戦連続セーブ プロ2試合目にして「心の余裕」も
新人史上初となる開幕から2試合連続セーブをあげた巨人・大勢投手

◇プロ野球セ・リーグ 巨人7-5中日(26日、東京ドーム)

巨人の新守護神・ドラフト1位のルーキー大勢投手(22)が開幕から2試合連続セーブの新人として史上初の記録を達成しました。

開幕戦で初登板初セーブを挙げた大勢投手。この日は危なげないピッチングで中日打線を圧倒します。

2点リードの9回にマウンドに上がると、先頭の代打・平田良介選手を2球で追い込み最後はフォークで空振り三振。続く大島洋平選手も2球で追い込み、またしてもフォークで2者連続3球三振と、テンポのいいピッチングで2アウトを奪います。最後は持ち味の153キロのストレートで岡林勇希選手を打ち取りゲームセット。

満塁のピンチを作りながらなんとか0で抑えた前日とは違い、貫禄すら感じさせるピッチングで2試合連続セーブを挙げました。

「昨日の反省として真っすぐが浮いていたので、『修正した中でしっかりマウンドで自分のボールを投げられるように』という気持ちでマウンドに上がりました。昨日も開幕戦で緊張感のある中で投げられたのが大きくて、きょうも引き続き自分のピッチングを落ち着いてできるような心の余裕があってマウンドに上がれました」と、開幕戦からの反省を生かしてマウンドに上がり、しっかりと結果につなげてきました。

自己最速は158キロの大勢投手ですが、この日の最速は153キロ。そこには原辰徳監督の助言がありました。「原監督から、『90%の力でこれから抑えられるように』と言っていただいた。下半身主導で投げるというか、しっかり90%の力で下半身主導で投げられたら、150キロ出なくてもある程度抑えられるという勉強になりました。思い切って90%の力で投げて抑えることができて、今後の自信になって、勉強になりました」

開幕2戦目にしてまた一つ成長をみせた大勢投手。絶対的な守護神へさらなる進化に注目です。