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史上初 アマチュアがツアー2勝目 蝉川泰果が1日も首位譲らず完全優勝 大会95年ぶりの快挙

2022年10月23日 17:15
史上初 アマチュアがツアー2勝目 蝉川泰果が1日も首位譲らず完全優勝 大会95年ぶりの快挙
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ
国内男子ゴルフ 日本オープンゴルフ選手権最終日(23日、兵庫・三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコース)

蝉川泰果選手(東北福祉大)が大会95年ぶりとなるアマチュア優勝を成し遂げました。

スタートの1番と2番で連続バーディーを奪い、スコアを伸ばします。

しかし5番でボギーをたたくと、9番でトリプルボギー。それでも続く10番で2打目をバンカーに入れますが、見事に寄せてパーセーブ。

その後も粘り強いプレーで、初日から1度も首位を譲らずに完全優勝しました。

また9月のパナソニックオープンでツアー史上6人目のアマチュア優勝を成し遂げた蝉川選手。アマチュア選手が2勝を挙げるのは史上初の快挙です。

▽以下、蝉川選手の優勝インタビュー

――アマチュア選手として95年ぶり、自身2勝目を挙げた今の気持ちは?

「アマチュアがここまで1勝したことがない中で、自分が2勝目を初めてできたというのが、すごくうれしく思っています」

――前半に4打差に縮まりました。あの時はどういう心境だったのでしょうか?

「まさか9番ホールの奥からのアプローチが2回くぐるとは思わなかったので、本当にひやっとしたんですけど、なんとか勝ててよかったと思います」

――直後の10番。バンカーからの寄せで見事パーでしのぎました。

「あれは大きかったですね。本当にあの一打で気持ちも立て直せたので、今考えると大きいなと思います」

――後半、比嘉一貴選手が追い上げるなかでのプレッシャー。どう感じていましたか?

「プレッシャーを自分自身そんなに感じてなかったが、いいプレーをしたいということにずっと集中していたので、なかなかいいプレーができないなと思いながらプレーしていました」

――その中で18番は2打目がバンカーに行きましたけども、パーセーブ。

「まさかパーセーブできると思ってなかったので、2メートル手前から入ると確信した瞬間、気づいたらガッツポーズをしていました」

――1度も首位を譲らずに完全優勝。唯一の2桁アンダー。その要因は?

「キャディーや大学のコーチであったり、ナショナルチームのコーチだったり、大学に来ているトレーナーさんだったり、色々な人の力があってのことだと思うので、その方々に感謝を述べるのと、ギャラリーの皆さんの声援もやっぱり大きかったので、ありがとうございます。力になりました。」

――今後どんな選手になっていきたいですか?

「見てて面白いなだったり、すごいなって思うようなプレーをできるような、タイガー・ウッズのような選手になれるように頑張ってきます」

――ギャラリーの皆さんに、最後に一言お願いします。

「朝早くから多くの声援を頂いて、ありがとうございました。4日間、本当に自分の力になったので、今後またプロツアーに出たときも応援して頂けるとすごいうれしいです。これからも応援よろしくお願いします」

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