◇adidas ADIZERO EKIDEN COLLECTION 発表会(27日、都内)

アディダスのシューズ発表会が「adidas ADIZERO EKIDEN COLLECTION 発表会」が行われ、箱根駅伝初優勝を目指す、國學院大學陸上競技部の前田康弘監督、平林清澄選手(4年)、上原琉翔選手(3年)、野中恒亨選手(2年)、後村光星選手(2年)が登壇しました。

國學院大學は、“学生三大駅伝”と呼ばれる、出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝のうち、出雲・全日本を制し、大学初の“三冠”に王手をかけています。

これまでに三冠を達成したのは、大東文化大学(1990年度)、順天堂大学(2000年度)、早稲田大学(2010年度)、青山学院大学(2016年度)、駒澤大学(2022年度)の5校のみ。

主将を務める平林選手は、「一戦必勝というところで、ひとつずつしっかりと勝ちに行く。“歴史を変える挑戦～エピソード3～”というのが今年のスローガン」と話し、「出雲は2回目の(優勝)、全日本は初優勝と、歴史を変える挑戦はできてきているんじゃないかと思うので、箱根駅伝は最終章。そこでしっかりともう一度、歴史を変える挑戦、チャレンジャーとして一戦必勝の合言葉のもと、しっかりと勝ちに行きたい」と力強く語りました。

チームの指揮を執る前田監督は、「私どもは箱根駅伝総合優勝したことがありません。箱根に國學院大學という名前を刻む、その覚悟でこの1年間やってきました。出雲勝った、全日本勝った、は関係なく、箱根勝つために1年間やってきています」と熱く語り、「第101回の箱根駅伝で新たな歴史をつくりたいと思います」と宣言しました。

チームの戦力も充実しており、３年生の上原選手が「今年のチームは、若い子たちが全員平林さんを倒す気持ちで練習に取り組んでいる。平林さんに追いつけば、平林さんが10人いれば、箱根は勝てると思う」と語れば、平林選手は「今年は常に首にカマをかけられているような感覚。僕としても勝負心を抱きながら、常におしりに火をつけられている感覚で、さらに高みを目指して練習できている」とコメント。

それを聞いていた、前田監督は、「それを楽しそうにやっているんで。ギクシャクするんではなくて、上原や野中が、『平林さんに勝ちます』みたいなのを言えるこの空気感が僕大好きなんですよね。目指しているチームに近づいている」と、チームがいい雰囲気で、箱根駅伝に向かっていることを明かしました。