◇サーフィン・ISAワールドゲームズ2023(5日、エルサルバドル)

サーフィンのISAワールドゲームズで、松田詩野選手がアジア勢で最上位となり、来年のパリオリンピック代表に内定しました。パリ五輪の代表内定選手は、32の実施競技のうち松田選手が日本勢第1号です。

サーフィンの世界選手権に位置づけられる、ISAワールドゲームズ。パリ五輪予選を兼ねた今大会は、アメリカ大陸を除く四大陸で、各大陸の最上位につけた男女1名ずつが、来年のワールドゲームズに出場するという条件のもと、パリ五輪の出場権獲得となります。

この日は女子4回戦と敗者復活戦4回戦から7回戦までが行われ、松田選手は女子4回戦で5組3位となり、敗者復活戦6回戦にまわりました。

この時点でアジア勢で残っていたのは松田選手のほか、東京五輪代表の前田マヒナ選手、そして中国のヤン・スーチー選手でしたが前田選手とヤン選手は5回戦で敗れ、松田選手のアジア選手1位が確定し、パリ五輪の出場権を獲得しました。

試合後、インタビューに応じた松田選手は「五輪の1年前に（出場権を）獲得できたのはすごくうれしい」とコメントしました。悲願の五輪出場の切符を日本勢一番乗りで手にした松田選手。「サーフィンの魅力を一番伝えられる場所」と語る夢の舞台で躍動する姿を見られるのはもうすぐです。