サーフィン松田詩野 悲願のパリ五輪出場へ エルサルバドルで「リベンジ」
去年、右肩の手術でサーフィンから4か月離れた生活を経験した松田選手。「自分が優勝したい大会や目標を再確認し、そこに行くために必要なことに取り組むようにした。リハビリも軽井沢の方にいって海のないところでリハビリして、それもすごく空気がきれいだったし、良い時間になりました」と、その期間を振り返りました。
復帰後は今年1月にフィリピンで行われた大会で優勝するなど、徐々に調子を上げています。
東京五輪では条件付きで出場権を獲得していた松田選手でしたが、最終選考となった2021年の世界選手権で日本女子3番手となり、出場を逃した過去があります。そのときの会場は今大会と同じエルサルバドルでした。
当時を振り返り「悔しいが一番大きかったですね。落ち込みました」と率直に明かした松田選手。
「今大会は同じ会場だからこそ思い出す部分もあるし、でも逆に自分の『やってやるぞ』っていう気持ちが出る場所でもあるので、リベンジ。何も失うものもないし、楽しんでやりたいです」と今大会への思いを話しました。
再びオリンピックを目指す理由について「小さいときからサーフィンの魅力をたくさんの人に伝えたいという気持ちは変わっていない。それを一番伝えられるのがオリンピックという舞台かなと思っていて、そこに出てサーフィンを広めたい」と話しました。
オリンピックを通して伝えたいサーフィンの魅力について「大会に出なくてもライフスタイルとして楽しめるのがサーフィンの魅力。ちょっとやってみるだけでも日常と違う別世界みたいな感じで楽しめるので、たくさんの人に見てほしい」と語りました。