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東京五輪期待のサーフィン松田が高校卒業

2021年3月10日 21:54
東京五輪期待のサーフィン松田が高校卒業

東京五輪の新競技「サーフィン」で、出場が有力視される松田詩野選手(18)が10日、神奈川・横浜市内で行われた飛鳥未来高校の卒業式に出席しました。

式典後、取材に応じた松田選手は、「普段制服を着ること自体あまりないので、着たときは高校生だったんだなと思って、いつもと違う感じでした」と、久しぶりに着たという制服姿に照れた様子をみせました。

また高校生活については、「あっという間だったなという感じで、高校生活で3年間みっちり学校に来られたというのは少ないんですけど、その分サーフィンでの思い出がたくさんあった3年間でした」と振り返りました。

この3年間で一番の思い出と語ったのは2019年、当時高校2年生で出場した「ISAワールド・サーフィン・ゲームス」でした。世界選手権に相当するこの大会でアジア勢最高位に入り、条件付きで東京五輪代表に内定しました。

「あの大会をきっかけに、五輪が今までより近づいたというのもあったし、そこからもっとメダルを取りたいという気持ちだったりとか、課題も見つかったので、他の大会と比べて自分も変わろうと思えた試合でした」と、大舞台への意識が高まったことを明かしました。

卒業後は“サーフィン一筋”と話した松田選手は、5月にエルサルバドルで行われる「ISAワールド・サーフィン・ゲームス」に出場予定。

日本勢の成績次第で、東京五輪代表内定が正式に決まる重要な大会に向けて、「今は本当にサーフィンの技術面の課題を前よりも結構細かく自分の中でも分析できていたり、いろいろ前よりも濃い練習ができているので、これをもっと続けていこうと思っています」と意気込みを語りました。