【バスケ男子】日本が開催国フランスと激闘も五輪で52年ぶりの勝利ならず 八村塁が痛恨の退場 第4Q残り10秒で追いつかれる
◇パリオリンピック2024バスケットボール男子 予選リーグ グループB フランス-日本(大会5日目=日本時間31日、ピエール・モロワ競技場)
バスケットボール男子日本代表が開催国フランスと激闘を演じました。
フランスは、昨季のNBA最優秀新人賞に輝いた身長222センチのビクター・ウェンバンヤマ選手(スパーズ)が在籍する強豪国。日本はフランスを相手に第1クオーター、八村塁選手のシュートで先制に成功。その後、フランスが6本の3ポイントを決めリードを許す展開となりますが、日本は4本の3ポイントでフランスに迫り、25対32で第1クオーターを終えます。
日本は試合の流れを変えるべく、第2クオーターでは一時リードを奪うなど気迫のプレー。序盤から比江島慎選手がファウルを受け、フリースローを獲得。2本ともきっちり決め、着実に得点を重ねるとリングに弾かれたボールもしっかりと沈め、31-34の3点差に詰め寄ります。さらに富樫勇樹選手の3ポイントシュートで40-40と同点に追いつくなど、日本はこのクオーターで合計3本の3ポイントを成功。一時リードを奪うなどフランスに食らいつき続け、44-49で試合は後半へ入ります。
第3クオーター、吉井裕鷹選手がシュートを決めると、ホーキンソン選手が3ポイントを放ち再び同点に追いつきます。その後も55-51までリードを広げる好プレーを連発。しかし、河村勇輝選手が3ポイントシュートを沈め62-60とリードを守り切るも、フランスの反撃に追い上げられ64-69で第3Qを終えます。
そして5点を追い、第4クオーターに入った日本。八村選手の連続3ポイントなどで食らいつきます。しかし、残り8分31秒のところで、八村選手がこの試合、2回目のアンスポーツマンライクファウルで退場。
その後、フランスが得点を奪うと、日本も負けじと得点を取る一進一退の攻防が繰り広げられます。すると、72対77の場面で河村選手が3ポイントシュートを決め、さらにその際にファウルを受けたため、フリースローが与えられます。そのフリースローも決め、1点差に詰め寄ります。
さらに河村選手が厳しいマークの中、シュートを決めついに逆転に成功します。その後、両チーム得点を加え、80ー80で迎えた残り47秒で河村選手がフリースローを2本決め勝ち越しに成功。しかし、残り10秒の場面で相手に3ポイントを決められた上に、河村選手がファウルしてしまいフリースローも与えます。これを決められ追いつかれた日本。試合は延長戦に突入します。
延長戦で最初に得点を決めたのはフランス。ウェンバンヤマ選手に2点シュートを決められ、さらにフリースローも沈められます。さらに残り3分のところでウェンバンヤマ選手に3ポイントを決められた日本。比江島慎選手の3ポイントなどで追い上げますがあと1歩及ばず、94対90で開催国のフランスに敗れ、オリンピック52年ぶりの勝利とはなりませんでした。