31日のプロ野球開幕戦を前に、巨人・原辰徳監督が30日、会見に臨みました。

冒頭には3月日本中で盛り上がったWBCの侍ジャパンの活躍に触れ「2023年度、WBCより始まって、世界一に輝いてくれたというのは、我々プロ野球団としても大変な追い風。これからは我々がしっかりと野球ファンに喜んでもらえるよう、引き継いだ形でさらに大きな波としていきたい」とコメントしました。

ペナントレースの開幕戦に向けては「数多く、開幕は経験しているが、なんとも言えない、いい緊張感。独特の、血液が沸騰するぐらいの、そういうものを感じられるというのは、特別だと思う」と熱く語りました。

昨季は4位となり、「非常に苦しい苦いシーズンであった」と振り返った原監督。開幕投手に指名したのは、新外国人のビーディ投手。開幕投手を来日1年目の外国人選手が務めるのは、球団史上初となります。

原監督は「(開幕3連戦を戦う)ドラゴンズにも言えるが、選手がかなり顔ぶれが変わった。今年のシーズンに対する思いは、両球団とも負けないぐらい強いものがあると思う。その中で今年から入団してくれた、海を渡ってきたビーディを指名しました」と話しています。

その上で、チームはまだ発展途上であると言う原監督。「まだ新しいチームだと思っています、ジャイアンツは。少し私自身も我慢しながら戦うことが大事であろうと。チームがなじむまではね。簡単にはいかないでしょうけど、少し我慢をしながら、あしたは全力でベストオーダーのなかで戦っていきたい」と、シーズンへ強い決意を示しました。