◇MLB東京シリーズ プレシーズンゲーム 阪神-カブス（15日、東京ドーム）

阪神の先発・門別啓人投手がMLB・カブスとのプレシーズンゲームで好投しました。

高卒3年目で20歳の門別投手は昨季5試合登板で2敗勝利なしの成績。今季はここまでオープン戦2試合含む3試合で登板し、無失点とローテーション入りにアピールを続けています。

この日はMLB・カブス相手にマウンドにあがると、先頭をライトフライ、2番・鈴木誠也選手は初球のストレートでセンターフライ、3番・カイル・タッカー選手にもストレートでレフトフライに打ち取り初回を終わらせます。

2回もジャスティン・ターナー選手マット・ショウ選手、ダンズビー・スワンソン選手といった強打者たちを打たせてとり、3人で終わらせると3回は先頭のピート・クロウ＝アームストロング選手からストレートでこの日最初の三振。後続をファーストゴロ、サードフライで抑えました。

4回は1アウト後、鈴木誠也選手との2度目の対戦となりますが、4球目のストレートでセンターフライに打ち取りこの回も打者3人を無安打。5回は三振1つ含む11球で三者凡退とし、門別投手はこの日、5イニングを59球、2奪三振、無失点で安打と四死球は0、パーフェクト投球でカブス打線を封じました。

この投球を見た解説の五十嵐亮太さんは「ストライクゾーンで攻めてるということと、メジャーのバッターの傾向としてタイミングの取り方が日本のピッチャーとは違う。意外とそのあたりのタイミングを合わせてきてるにもかかわらず、うまく門別選手がタイミング外しながら抑えてるという印象を受けます」と分析。

さらに松井稼頭央さんは「まっすぐ含めてメジャーリーグ打線相手に本当に堂々としたピッチングだったと思いますし、マウンドの表情見ると、ちょっと余裕が出てきたんじゃないかというくらい、本当に恐ろしいですね」と評価しました。

また、この投球にファンも「門別今年期待」「20歳でこのメンタル」「門別くんが世界にばれてしまう」「ガチで門別がエグい」など好投に喜びの声をあげています。