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「祖父が泣いて喜んでくれた」オリックス戦力外の中川颯が入団会見 DeNAに“ハマのサブマリン”が誕生

2023年11月30日 5:53
「祖父が泣いて喜んでくれた」オリックス戦力外の中川颯が入団会見 DeNAに“ハマのサブマリン”が誕生
DeNAに加入した中川颯投手
今季オフDeNAに加入した中川颯投手(25)が29日、入団会見を行いました。背番号は「53」と発表されています。

2020年のドラフトでオリックスに4位指名を受けた中川投手は、昨季オフに育成契約へ。今季は2軍で21試合に登板し、防御率1.38の好成績。しかし、1軍での登板はなく、2年連続で戦力外通告を受けていました。

「心の底からうれしく思います」

中川投手にとってベイスターズは特別な思いがあります。神奈川出身であり、高校時代には桐光学園でプレー。「地元が横浜で、ベイスターズのユニホームを着てプレーすることが幼い頃からの夢だったので、うれしく思います」と笑顔で話します。また、「祖父がベイスターズファンなので、泣いて喜んでくれた」と明かしました。

オリックスでプレーした今季は育成選手契約でしたが、DeNA入団にあたり支配下登録へ。会見に同席した萩原龍大チーム統括本部長は、「戦力外になる可能性のある選手のリストの中でも上位に入ってくる選手で、正直出てくるとは思っていなかった。すぐ獲得しようと思って、すぐお声かけした」と経緯を説明。

球界の中で数少ないアンダースロー投手という点には、「いわゆる変則投手でウチにいないタイプの選手であることと、先発もリリーフもどちらも経験している」と25歳右腕に大きな期待をよせました。

中川投手も自身の愛称については、「“ハマのサブマリン”でいいかなと思います」と笑顔。「変則であると変化球でかわすイメージもありますが、自分の中ではまっすぐの強さも武器にしたいので、そういったところを見ていただきたい」と新天地での活躍を誓います。

さらに中川投手は1998年生まれで、それは球団が日本一になった記念すべき年。「自分が生まれた年以来の優勝に貢献できるように頑張りたい」と力を込めました。