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【あの日のスタメン】木村拓也がキャッチャーマスクをかぶった日 2009年9月4日

2024年4月15日 6:02
【あの日のスタメン】木村拓也がキャッチャーマスクをかぶった日 2009年9月4日
2009年9月4日の巨人スタメン
4月15日は2010年に亡くなった木村拓也コーチ(以下、選手)の誕生日。今回の「あの日のスタメン」では木村選手がキャッチャーを務めた2009年9月4日の試合を取り上げます。

1-3で迎えた9回、巨人は先頭の鶴岡一成選手の代打として木村選手を送ります。ここはセカンドゴロに倒れますが、続く谷佳知選手がサードベースを直撃する安打を放つと、坂本勇人選手がこれに続きます。松本哲也選手は内野ゴロに倒れましたが、3塁ランナーの谷選手がかえって、1点差に追い上げました。そして打席には小笠原道大選手。はじき返した打球が高くあがって天井にぶつかり、ライトの前にポトリ。これで1人がかえって、同点となりました。

そして延長11回、キャッチャーを務めていた加藤健選手が頭部死球を受け、負傷交代に。ファーストで出ていた阿部慎之助選手もすでに交代し、キャッチャー登録をした選手がいない状態となりました。実はこの時、すでにブルペンでキャッチングの練習をしていたのが木村選手でした。日本ハムにドラフト外で入団したときにはキャッチャー。「オレしかいない」と、腹をくくったといいます。

11回に巨人が勝ち越すことができなかったため、木村選手がキャッチャーとしてホームベースの後ろへ。交代がコールされると、ドーム内がその日一番の盛り上がりを見せました。

野間口貴彦投手とのバッテリー。2アウトは危なげなくとりますが、四球と安打でピンチを背負います。しかし、最後はユウイチ選手を空振り三振に切って取ると、負けがなくなった原監督は、木村選手の肩を抱いてねぎらいました。

12回ウラにサヨナラを演出できなかった巨人ですが、値千金の引き分けを手にしました。この年、巨人は3年連続33回目のリーグ優勝を決めています。

▽ヤクルトのスタメン
監督:高田繁
1(左)福地寿樹
2(二)田中浩康
3(中)青木宣親
4(一)デントナ
5(右)ガイエル
6(三)宮本慎也
7(遊)川島慶三
8(捕)相川亮二
9(投)ユウキ
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