俺の撮った羽生結弦「乗り越えた先には、笑顔」神カメラマンが厳選した1枚#15【最終回】
12日、グランドフィナーレで共演者とともに叫んでいる羽生結弦さん【撮影:矢口亨】
羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー『羽生結弦 notte stellata』。その練習やショー本番の様子を、カメラマンの視点から「俺の撮った羽生結弦」と題して紹介します。
最終回となる第15弾、厳選した1枚は、グランドフィナーレで共演者とともにあいさつする様子をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・矢口亨カメラマンに聞きました。
最終回となる第15弾、厳選した1枚は、グランドフィナーレで共演者とともにあいさつする様子をとらえた写真。
スケートファンから“神カメラマン”とも呼ばれる、撮影者・矢口亨カメラマンに聞きました。
■「何かを乗り越えた先には、笑顔」
こちらは、グランドフィナーレで共演者とともに「ありがとうございました」と叫んでいるシーン。
「『notte stellata』という特別なアイスショーを滑り切り、グランドフィナーレで仲間と一緒に見せた弾けるような笑顔の1枚です」
震災当時は遺体安置所となっていた、特別な場所でのアイスショー。3月11日の公演では、声を震わせながら、言葉を届ける場面もありました。
12日に見せたこの表情に、矢口カメラマンは「何かを乗り越えた先には、笑顔にあふれる時間はきっとやってくる。『notte stellata』を通して、羽生さん自身がそんなメッセージを体現してくれたように感じました」と話しました。
*カメラマン・矢口亨さん
2019年からフィギュアスケートを撮影。
その他、野球や五輪競技全般を担当。
写真集「羽生結弦 2019-2020」