【高校サッカー滋賀全力応援】近江から天下を制す「草津東」応援したい5つのこと
1.県内唯一のスポーツ集団
公立校でありながら、県内唯一の体育科を持つ草津東高校は「文武両道で明日をつかむ!」を学校スローガンに、競技力向上と進学の両立を目指しています。
国スポ強化指定クラブは、サッカー部を含む6つもあり、2025年の滋賀国スポでは大きな期待が寄せられています。また卒業生には、元水泳選手の大橋悠依さんなど、日本トップで活躍するスポーツ選手を輩出しています。
2.滋賀が誇るサッカーの名門校
滋賀県が誇る高校サッカーの名門が狙うは一つ。草津東初の選手権全国大会優勝です。
3.全国準優勝校を撃破!近江を制す!
「喉から手が出るほど優勝が欲しかった」牛場哲郎監督がそう振り返った滋賀大会決勝。相手は、前回大会で全国準優勝の近江。過去2大会連続、県大会決勝で敗れていた因縁の相手でした。
試合では前半から、草津東の武器である堅守速攻が光ります。堅い守備で流れを作った草津東は前半相手ゴール前の乱戦から波多野凛空選手(2年)が先制のシュート。さらに後半、中盤から一気に押し上げると、寺川剛正選手(3年)のパスから力石龍之介選手(3年)がゴールネットに突き刺します。
さらに焦りの見え始めた近江の隙をつき、ボールを奪った力石選手。鍛えた脚力でディフェンスを躱しつつ、そのまま相手ゴール前まで運ぶと、最後はループシュートを決め、結果3-0と快勝。近江を制し、3年ぶり13回目の全国出場を決めました。
4.受け継がれる想い
草津東のグラウンドには「不撓不屈」の文字が掲げられています。牛場哲郎監督は草津東サッカー部の卒業生。この言葉は、牛場監督の高校時代の指導者であり、また現在ともに草津東を率いている恩師・小林茂樹総監督からもらった言葉です。
この言葉には「不撓不屈の精神でとことんやる」という意味が込められています。小林総監督の思いは、教え子であった牛場監督へと受け継がれ、現在でもシュート練習やトレーニングをとことん行う草津東の伝統は守られ続けています。
「恩師とともに全国へ行けることは幸せなこと。優勝に向けて、選手であった頃と変わらない不撓不屈の精神で立ち向かいます」
5.憧れを背負う主将
「草津東は誰よりもどのチームよりも輝かなくてはいけない」小さい頃からずっと草津東に憧れていた上原周キャプテン(3年)。念願の入学を果たしキャプテンを務めることになりました。しかし現実は厳しく、2大会連続で全国大会を逃し、現キャプテンとして強い責任を感じていました。
「もうこれ以上こんな思いはしたくない。憧れの草津東を守りたい」そんな想いで迎えた11月の全国高校サッカー選手権滋賀大会。上原キャプテンにとって高校生活最後の大会。自身もチームに貢献し見事優勝を決めました。
「ずっと苦しかった。だからこそ本当に嬉しかった。全国で多くの人を魅了するサッカーを発揮して頂点を勝ち取ります」草津東の初戦は12月31日に行われる東海大相模との2回戦。小さい頃、自分が草津東に魅了されたように、全国の舞台で多くの人を魅了することでしょう。
(取材・文 高校サッカー選手権民放43 社/日本テレビ)