卓球W杯準決勝 伊藤美誠が世界3位と対戦
中国で行われている卓球女子のワールドカップ・シングルス準決勝で世界ランキング2位の伊藤美誠選手(20)が同学年で世界ランキング3位、中国の孫穎莎選手(20)と対戦しました。
伊藤選手は序盤、独特なフォームのサーブで相手を翻弄。サービスエースやサーブで相手を崩しフォアハンドの強打を決めました。
しかし、世界3位の孫選手に変則的なサーブを返球され激しいラリー戦に持ち込まれると伊藤選手のバックハンドもアウトになるなど、3ゲームを続けて奪われました。
後がなくなった伊藤選手は第4ゲームにサーブリターンから鋭いバックハンドを決めて流れをつかむと、相手の鋭いスマッシュを見事にブロック、さらに相手のスマッシュを鋭く返しポイントを重ねるなど、12-10で取り返しました。
続く第5ゲームは強気のプレーでゲーム開始から怒濤の6連続ポイントを決めるなど終始相手を圧倒した伊藤選手が11-4で奪い、ゲームカウント2-3と追い上げを見せました。
第6ゲームに入り、変則的なサーブから連続スマッシュを決めた伊藤選手。しかし、狙い澄ましたバックハンドが惜しくもアウトになり悔しそうな表情を見せました。
サーブで嫌な流れを断ち切りたい伊藤選手でしたが、完璧に返されるなど一歩及ばずゲームカウント2-4で敗れました。
自身初のワールドカップ決勝進出を逃した伊藤選手は3位決定戦に回ることになりました。
写真:新華社/アフロ