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石川遼 苦しいゴルフも優勝圏内

2020年12月5日 18:13
石川遼 苦しいゴルフも優勝圏内

男子ゴルフの国内メジャー最終戦「日本シリーズJTカップ第3日(5日・東京よみうりCC)」。気温は6度を下回り、雨が降り続く寒さのなか、2年連続優勝を狙う石川遼選手(29)は、首位と5打差の7位タイで3日目に臨みました。

2番でこの日、最初のバーディーを決めた石川選手は、5番・6番でも連続バーディー。しかし9番では、この日初めてのボギーをたたき、トップと6打差の7位タイで折り返します。

石川選手は後半、「雨で寒くてボールをまっすぐ飛ばしたいという欲がスイングを乱してしまった」と10番・13番・14番でボギーをたたき、スコアを3つ落としました。

それでも連覇に向けスコアを伸ばしたい石川選手は17番、距離のあるパットをピンそばにつけてバーディーを奪うと、グリーンの急傾斜が名物の難関ホールの最終18番ではパーをセーブ。通算3アンダーでトップと4打差の6位タイにつけました。

石川選手は「あしたはみんなよりスコアを伸ばさないといけない」と連覇に向け、前向きな姿勢を見せました。

一方、メジャーでの初優勝、そして2大会連続の優勝を狙う22歳の金谷拓実選手は、石川選手と同じ7位からのスタート。前半を3バーディー、ノーボギーで終えた金谷選手は、12番でグリーン手前からのアプローチを直接カップに入れ、チップインバーディーを奪いました。

13番ではボギーとしますが、14番でバーディーパットを沈め見事なバウンスバックを決めるとガッツポーズも見せました。3日目は通算5アンダーの3位タイ。初優勝を狙い最終日に挑みます。

そして、トップに立ったのは2年ぶり5度目の出場で初のメジャー制覇を狙う岩田寛選手(39)。通算7アンダーで単独トップに躍り出ました。

残るは最終日のみ。栄冠に輝くのはディフェンディングチャンピオンか、それともメジャー初優勝を狙う挑戦者か。今年最後の18ホールの優勝争いに期待がかかります。