7日、都内にてJリーグの年間表彰式「Jリーグアウォーズ」が行われました。

優勝した横浜F・マリノスからベストイレブンにGK高丘陽平選手、DF岩田智輝選手、小池龍太選手、MF水沼宏太選手、FWエウベル選手の5人がノミネート。全員が初受賞となりました。

今シーズン、リーグ戦31試合に出場し7ゴール7アシストを記録した水沼宏太選手は「昨シーズンはほぼ試合に出たけどスタメン1回ということで、昨年からしたら考えられない日々を送った。覚悟を決めて臨んだ今シーズンで、メンタルを保ちながらとにかく自分を表現できるようにやれたことが成長できた部分」とコメント。

水沼選手の父は日本代表、マリノスでも活躍した水沼貴史さん。これまで偉大な父を追いかけるなかで、2世としての重圧も感じてきました。今シーズン前、覚悟を決めるべく、ユニホームの表記名を「KOTA」から「MIZUNUMA」に変更。チームの優勝に大きく貢献し、史上初の親子でJ1優勝という快挙を成し遂げました。

「正直超えられたとは思ってないし、僕自身の憧れの人、尊敬できる父でもあり選手でもあり、そしてマリノスの偉大なる先輩でもあるので、父と同じクラブで優勝できたことが幸せなこと。『父と一緒に有名になってやる』と小さい頃から夢見てきたので。少しはそれが実現できたのかなと。名前を覚えてもらえるようになったのかなとは思っています。父の存在が僕を強くしてくれたので本当に感謝しています」

現在32歳、ベテランと呼ばれる年齢ですが「年齢は他から言われるだけで、自分ではそんなに考えてない。歳を重ねても他の選手にはない経験がついてくるので、経験を武器にして昨シーズンよりも今年、今年よりも次と、どんどんアップデートしていかないといけない。常にギラギラした気持ちを持って自分の夢や目標に向かってやっていくことができればと思っています」