陸上年間最優秀選手に五輪代表・新谷仁美
21日、陸上の「アスレティックス・アワード2020」の受賞者が発表され、年間最優秀選手を意味する「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に10000メートルの東京五輪代表・新谷仁美選手(32・積水化学)が選出されました。
新谷選手は去年12月の日本選手権女子10000メートルの決勝で、出場21人の中で、2位の選手を除く19人の選手を周回遅れにする異次元の走りを見せ、30分20秒44の日本新記録を樹立。2002年5月に渋井陽子選手が樹立し、18年間破られなかった30分48秒89の日本記録を28秒45も上回る好記録をマークしました。
受賞した新谷選手は「多くのファンや普段から私をサポートしてくださっている方々のおかげだと思っています」と感謝を述べ、さらに「12月の日本選手権も今では過去の思い出の一つでしかないので、どんなときもポジティブに前向きにという姿勢を見せるのが本来のアスリートだと思う。そういった姿勢で今やれることをやっていきたいと思っています」とさらなる飛躍を誓いました。
写真:森田直樹/アフロスポーツ