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19歳・佐藤翔馬 世界歴代4位の好記録

2021年1月24日 19:30
19歳・佐藤翔馬 世界歴代4位の好記録

19歳の新星・佐藤翔馬選手が男子200m平泳ぎで、世界歴代4位のタイムとなる2分6秒78で、自己ベスト更新と大会の優勝を果たしました。

24日、東京五輪の舞台にもなる東京辰巳国際水泳場で行われた、競泳のKOSUKE KITAJIMA CUP 2021最終日、男子200m平泳ぎ・決勝。東京五輪期待の新星・佐藤選手は、最初の50mでトップに立つと、残り15mまで世界新記録ペースの泳ぎを見せ、2分6秒78の自己ベストでフィニッシュしました。

日本記録(2分6秒67)に0秒11、世界記録(2分6秒12)にも0秒66差まで肉薄した19歳の佐藤選手は、タイムに悔しそうな表情を見せつつも、「日本新まであと0.1秒だったので、やっぱりここは切っておきたかったです。今回、正直6秒台が出るとは思ってなかったので、こうやって6秒台が出たということは、自分の思っている以上に成長してるなという感じがしました」と声を弾ませました。

今後に向けては、「世界レベルはもう見えてきているので、しっかりとここからは自分の弱い部分をまた考え直して練習していきたいと思います。もう2分6秒7を切ったので、2月のジャパンオープンではしっかり日本新を出して、東京五輪選考会(4月の日本選手権)では世界新を出せるように、頑張っていきたいと思います」と決意を語りました。

佐藤選手のレースを見守った、大会主催で、五輪の平泳ぎなどで数々の金メダルを獲得した北島康介氏は「まだ上に行ける。記録的に見ても速くなってますし、今後期待してもいい。オリンピックに向けて世界が見えたレースをしてくれた」と期待を寄せました。

佐藤選手は、男子100m平泳ぎに続き2冠を達成。世界記録に迫るタイムをマークし、今大会の男子最優秀選手にも選ばれました。

女子の最優秀選手には、200m・400m個人メドレーを制した大橋悠依選手(25)が選ばれました。

写真:日刊スポーツ/アフロ

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