錦織圭 隔離乗り切り4か月ぶり復帰戦
男子世界テニス国別対抗戦ATPカップ2021(3日オーストラリア・メルボルン)が行われ、ロシアとの初戦に錦織圭選手(31)が出場し、4か月ぶりの復帰戦に臨みました。
全豪オープンの開催地に向かうチャーター機の同乗者が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことにより、先月29日まで2週間、ホテルで隔離生活を過ごしていた錦織選手。その間、コートでは練習が出来ず、ホテルの部屋でマットレスに向かいダッシュをするなど、部屋の中でできるトレーニングを行い調整してきました。
試合は、世界ランキング4位のメドベージェフ選手(24)との対戦。同41位の錦織選手は、2019年の全米オープン準優勝者の強烈なサーブに翻弄され、第1セットを落とします。
その後、第2セットでは得意のダウンザラインや、相手を揺さぶるドロップショットなど見せ場を作りましたが、結果は2-6、4-6のストレート負けに終わりました。
4か月ぶりの実戦にもかかわらず、軽快な動きを見せた錦織選手。8日開幕の全豪オープンに向けて、期待が高まる一戦となりました。
写真:ロイター/アフロ