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なでしこジャパン7得点圧勝も決定力に課題

2021年4月8日 23:33
なでしこジャパン7得点圧勝も決定力に課題

8日、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)がパラグアイ代表との国際親善試合に臨みました。昨年3月のシービリーブス杯以来の国際試合。FIFAランキング10位の日本は、同47位のパラグアイ相手に立ち上がりから積極的にゴールを狙います。

前半6分、コーナーキックの流れから南萌華選手(22)が先制点。南選手はこれがA代表13試合目にして、嬉しい初ゴールとなりました。

さらに前半26分には中島依美選手の敵陣中央への縦パスから、三浦成美選手がドリブルで切り込み、最後は岩渕真奈選手が相手GKと競り合いながらゴール。これで岩渕選手はA代表歴代7位に並ぶ30ゴールを決め、日本代表を率いる高倉麻子監督の持つ29ゴールの記録を抜きます。

その後、日本のセットプレーからパラグアイがオウンゴールし、3対0で前半を終えます。

後半に入っても日本が終始ボールをキープする中、後半7分には中央突破した三浦選手のラストパスを菅澤優衣香選手が難しい体勢ながら押し込み4点目。

さらに後半18分、最終ラインから宝田沙織選手がゴール前へロングパス。バウンドして相手GKの頭上を越えたボールを岩渕選手がこの日2点目を決め、5対0とします。

後半アディショナルタイムには、途中交代の籾木結花選手、田中美南選手が連続ゴールを決め、7対0で試合終了。

圧勝したものの、試合後の会見で高倉監督は、「ゴールに迫るシーンは前半から多く作れてましたけれども、ゴール数に関しては私自身、ちょっと不満が残ります。この決定力はまだ課題かなと思います」とコメント。まだまだ現状に満足していない様子を見せました。

写真:長田洋平/アフロスポーツ