マスターズV松山英樹「日本人でもできる」
アメリカ男子ゴルフのマスターズで、日本男子初となる海外メジャー制覇の快挙を成し遂げた松山英樹選手(29)が喜びを語りました。インタビューの一問一答です。
――グリーンジャケットを羽織ってガッツポーズがあったが、どんな気持ちだった?
「本当は18番でやりたかったんですけど、表彰式でできてよかったと思います」
――最終日、どんな気持ちでプレーをしていこうと思っていた?
「本当に自分のベストを尽くすことだけを考えて、通算14アンダーから15アンダーまで行けば、追いつかれないと思っていたので、そこを目指してやっていました」
――出だしの1番からピンチでボギー、2番でバーディー取り返した。最初の1番と2番はどうだった?
「正直、1番のティーグランドに行くまでは全然普通にいけたのかなと思うんですけど、やっぱりティーグランドに立って、すごく緊張してきて。2番のティーショットですごくいいショットを打てたので、そこからだいぶ落ち着いてできました」
――そこから3番、4番、5番とすばらしいパーセーブだった。
「そうですね。ミスパットなんですけど。まあ、そういうのも今週は多くて。よかったなと思っています」
――そして8番、9番の連続バーディーで一時、2位とは5打差。リーダーズボードは確認していた?
「ずっとチェックはしていましたけど、後半になって絶対難しくなってくると思っていましたし、自分の状態が緊張してなかなか簡単にバーディーを取るような状態ではなかったので。本当に一つずつミスをしないように、しないようにやっていたんですけどね。最後ミスしましたけど。まあよかったと思っています」
――ミスと言っているが、リードした状態で15番も果敢に2オンにチャレンジしていた。あの時は?
「距離的に4番アイアンだったので、3番アイアンだったらきざもうと思っていたんですけど、(同じ組の)ザンダー選手も3連続(バーディー)できていましたし、ここでバーディーを取れば、引き離せるかなと思っていたんですけど、裏目に出ましたね」
――そして、最後の18番。最終組の丘を上がってくる時、スタンディングオベーションでしたが、どうだった?
「2打差あってよかったなと思いながら(丘を)上がっていました」
――きょうのウエアは黄色ですがなぜでしょう?
「あんまり特に意味はないんですけど、黄色とネイビーだったら、グリーンジャケットに合うかなと思った」
――意識していたんですね?
「いや、ウエア決める時は全然そういうのはないんですけど。終わってみて、そうなったのでよかったなと思っています」
――日本の子どもたちへメッセージ。
「やっと日本人でもできるというのが分かったと思うので、僕もまだまだ頑張ると思うので、メジャーを目指して頑張ってもらいたいなと思っています」
写真:ロイター/アフロ