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「率直な気持ちは・・・やはり悔しい」高木美帆1500m 2大会連続の銀メダル

2022年2月7日 21:30
「率直な気持ちは・・・やはり悔しい」高木美帆1500m 2大会連続の銀メダル
女子1500mで銀メダルを獲得した高木美帆選手 (写真:松尾/アフロスポーツ)
北京五輪・大会4日目(2月7日)スピードスケート女子1500m

スピードスケート女子1500mが行われ、この種目の世界記録保持者の高木美帆選手が出場しました。

高木選手は最終15組目での登場。しかしすでに12組目のイレーン・ビュスト選手(オランダ)がオリンピックレコードを出していて、金メダル獲得のためには新たにこの記録を塗り替えなければならないというプレッシャーの中でのレースとなりました。

高木選手はスタートに成功し、700mまでトップのタイムで通過しましたが、後半伸びきることができず1分53秒72で銀メダル獲得となりました。

高木選手はレースを終えて、「前回のオリンピックは金メダルをとれなかった悔しさとメダルがとれたことのうれしさが入り交じった1500mだったんですけど。今回はもうメダルがとれたことよりも金メダルを逃したことの悔しさが強いなって思います」とコメントしました。

SNS上では「力強い滑りとスピードに、私たちの胸は熱くなりました!」「悔しいやろうな~。でも、おめでとう。日本人として胸をはって大丈夫!!」と高木選手をたたえる投稿が並びました。

以下、高木美帆選手のインタビュー

――今の率直なお気持ちをお願いいたします。

高木美帆選手「率直な気持ちはやはり悔しいというか、その思いだけだなって思っています。前回のオリンピックは金メダルをとれなかった悔しさとメダルがとれたことのうれしさが入り交じった1500mだったんですけど。今回はもうメダルがとれたことよりも金メダルを逃したことの悔しさが強いなって思います。それと同じくらい金メダルをとったビュスト選手が強かったなって思っているので、このハイレベルな時代で戦えるっていうことは同時にうれしく思っています」

――金メダル有力と言われる中、そしてビュスト選手が先にオリンピック新記録を出しプレッシャーもあったと思います。そのあたりはどうでしょうか?

高木美帆選手「どの選手がどのタイムを出したとしても、私がベストを尽くすことっていうのには変わりがないって思っていたので、それに対してのプレッシャーとかそういうのを感じたわけではないですね。自分の実力がたぶん彼女(ビュスト選手)よりも劣っていたというところかなって思っています」

――銀メダルは高木さんにとって何を意味していますか?

高木美帆選手「この舞台での私の実力が2番だったっていう事実かなって思っています」

今後、高木美帆選手は12日の女子団体パシュートの他に女子500m、女子1000mにも出場予定です。