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【MGC】鈴木優花が終盤に鮮やか逆転V 2位の一山麻緒とともにパリ内定

2023年10月15日 10:56
【MGC】鈴木優花が終盤に鮮やか逆転V 2位の一山麻緒とともにパリ内定
マラソンのパリ五輪選考レースMGC(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
◇陸上マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)〈15日、国立競技場発着〉

2024年パリ五輪の代表内定をかけた女子のMGCが15日午前8時10分に号砲。女子は鈴木優花選手が優勝、2位に入った一山麻緒選手とともにパリへの切符つかみました。

レースは序盤から2019年のMGCを制した前田穂南選手や鈴木亜由子選手、一山麻緒選手といった東京五輪代表の選手たちが先頭集団を形成。それでも23キロ付近には東京五輪6位入賞の一山麻緒選手が仕掛けると、細田あい選手が着き2人で先頭を走る展開になります。

しかし終盤レースが動きます。徐々に細田あい選手が遅れ一山麻緒選手の単独走となると、3位集団にいた鈴木優花選手が一気に猛追。38キロ過ぎで追いつくと、一気に先頭を奪い一山麻緒を引き離します。

終盤に鮮やな逆転劇をみせた鈴木優花選手は、笑顔でフィニッシュ。2時間24分09秒で大会制覇しました。一山麻緒選手は最後のトラックで細田あい選手に迫られましたが、2時間24分43秒の2位でフィニッシュ。3位の細田選手は2時間24分50秒とあと7秒及びませんでした。

また、東京五輪代表の前田穂南選手は7位、鈴木亜由子選手は12位と内定を逃しています。

今大会では、男女上位2人が来年のパリ五輪マラソン代表に決定。代表枠は男女各3人で、残る1枠は12月以降のMGCファイナルチャレンジを経て選出されます。該当の大会において設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位の選手が代表が選ばれます。
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