◇プロ野球・巨人春季キャンプ第2クール2日目（7日、宮崎）

「最初はめちゃくちゃ悔しいというか･･･悔しかったんですけど、今考えてみれば、よかったなと思っています」

こう語ったのはドラフト2位の浦田俊輔選手。当初、阿部慎之助監督が“キャンプは1軍スタートさせる”と報道されていましたが、キャンプメンバーが発表されたときには1軍のメンバーに浦田選手の名前はありませんでした。

「くよくよしても伸びないですし･･･メンバー発表があった日だけ、そこだけ悔しんで、次の日からは自分にできることは何か探してやってきました」

すぐに気持ちを切り替え、2軍キャンプへ。自分は新しい環境になじむまでに少し時間がかかる性格だと語った浦田選手は「苦戦はしているんですけど」と苦笑い。それでも「だいぶ慣れてきました。ここまでは順調かなと思います」と続けました。

この日は鈴木尚広コーチと走塁練習を行っていましたが、「概念が覆されました」と“目からうろこ”状態。

「本当に自分の考え方が覆された感じです。自分は（走塁の構えで）少し固まっちゃうクセがあって･･･鈴木コーチには『動から動』でいくというのを教えていただいた。本当にびっくりしました」

毎日が発見の連続だと目を輝かせた浦田選手。同期入団の荒巻悠選手にはキャンプ1軍と先を越された形となりましたが、“大事なのは開幕で1軍にいることです”と意気込みました。