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悲劇...走り高跳び東京五輪金のイタリア人選手があいつぐ災難 「結婚指輪紛失」に「腎臓結石」で2度の吐血 万全でない中で決勝は11位

2024年8月11日 9:18
悲劇...走り高跳び東京五輪金のイタリア人選手があいつぐ災難 「結婚指輪紛失」に「腎臓結石」で2度の吐血 万全でない中で決勝は11位
走り高跳び決勝に出場したイタリアのタンベリ選手(写真:ロイター/アフロ)

◇パリオリンピック2024 男子走り高跳び決勝(大会16日目=日本時間11日、スタッド・ド・フランス)

男子走り高跳びの前回王者であるジャンマルコ・タンベリ選手(イタリア)は、度重なる不運に悩まされた大会となりました。

東京五輪ではムタエッサ・バーシム選手(カタール)と同記録で金メダルをわかち合い話題。今回は連覇を目指していました。

しかし7月26日に行われた開会式でイタリア代表の旗手を務めたタンベリ選手は、セーヌ川での船上入場の際に結婚指輪を川に落とすハプニング。その後、自身のSNSにて妻に謝罪したことが話題となりました。

さらに4日には、病院で点滴を受ける様子を投稿し、腎臓結石が発覚したことを報告。決勝の直前には「すべて終わった…5時間経過したが、痛みはまだ終わっていない。どうやってこの状態でジャンプするのかわからない」と下を向く姿を投稿すると、その5時間後には「10時間経過したけど、腎臓結石はまだ終わっていない。2回吐血した後、救急搬送されたばかり」と出場が危ぶまれるほど、満身創痍な状態であると明かしていました。

度重なる災難に見回れるも、決勝が始まる2時間前には真剣なまなざしとともに「私もそこに行く」と記し、強行出場。記録は2m22と伸ばせず、11位に終わっています。