【陸上】走り高跳びでアクシデントも…友情の励まし 東京五輪では争うより同率金メダルを選んだ二人
◇パリオリンピック2024 陸上 男子走り高跳び予選(大会13日目=日本時間7日、スタッド・ド・フランス)
男子走り高跳び予選でアクシデントが起こりました。
東京五輪金メダリスト、カタールのムタエッサ・バーシム選手が2m27に挑戦するところ、助走で左脚を痛め中断。そのままふくらはぎあたりを押さえ、座り込んでしまいました。
これに、東京五輪で同率金メダルを獲得したイタリアのジャンマルコ・タンベリ選手が、急いで駆け寄り励ましている様子が映し出されました。
2人は東京五輪で争うよりも金メダルを分かち合うことを選び、その友情が話題となりましたが、今大会でも見せた友情にファンからは「平和な世界」、「金メダルを分けた友情」、「二人の姿は救い」などの声が上がっています。
その後、バーシム選手は2m27に再び挑戦すると成功しましたが、マットの上で左脚を押さえました。
バーシム選手、タンベリ選手ともに12位以内に入り、決勝進出を決めています。